こんにちは。ASRock製小型ベアボーンPCを購入・組立した「くにりきラウ(@lau1kuni)」です。
主にマザーボードなどのPC関連商品を取扱っている「ASRock(アスロック)」という企業があり、一部マニアックなファンがいるユニークな製品があります。
同社製の「DeskMini A300」というコンパクトサイズのベアボーンPCを私自身愛用していました。
ただ購入後から3年以上が経過しており若干ですがスペック不足を感じていましたので、新PCの購入を検討していました。
その候補として同社製「DeskMett X300(AMD版)」という製品名でグラフィックスボード(グラボ)を搭載可能な、小型ベアボーンキットが新発売されたのを機に購入・組立する事にしました。
そこで今回は左記の製品の組立の様子について画像付でご紹介したいと思います。
「ASRock DeskMeet」でのPC組立の様子を詳しく知りたいです。
本記事では「DeskMeet X300(AMD版)」を使用しています。
【ASRock DeskMeet B660/X300】製品詳細情報について
製品特徴
ASRock製小型ベアボーンキット「DeskMeet B660/X300」の製品情報に関する記事がありますのでご参照下さい。
製品情報
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【DeskMeet】容量8リットルでグラボ搭載可能なASRock製小型ベアボーン2製品が共に3万円台!
主にマザーボードなどのPC関連商品を取扱っている「ASRock(アスロック)」という企業があり、一部マニアックなファンがいるユニークな製品があります。 同社製の「DeskMini」というコンパクトサイ ...
主な仕様・スペック
主な仕様・スペック
DeskMeet | B660(INTEL版) | X300(AMD版)・本製品 |
---|---|---|
CPU | 第12世代 Intel Core プロセッサーに対応 (LGA1700) | AMD AM4 ソケット Ryzen 2000、3000、4000 G、5000 および 5000 G シリーズデスクトッププロセッサに対応 (最大65W) |
冷却 | Intel CPU Cooler (Max. Height ≦ 54mm) | AMD AM4 CPU クーラーに対応 (Max. Height ≦ 54mm) |
RAM (メモリー) | -デュアルチャンネル DDR4 メモリ Technology -4 x DDR4 DIMM slots (Max. 128GB) -DDR4 3200/2933/2800/2666/2400/2133 non-ECC, un-buffered memory* *Supports DDR4 3200 natively. | - デュアルチャンネル DDR4 メモリ Technology - 4 x DDR4 DIMM slots (Max. 128GB) - AMD Ryzen 5000/4000 シリーズ – 3200MHz - AMD Ryzen 3000/2000 シリーズ – 2933MHz - ECC & non-ECC, un-buffered memory* *Ryzen シリーズ APU |
チップセット | Intel B660 | AMD X300 |
グラフィックチップ | a discrete Dual slot Graphics card up to 20CM | a discrete Dual slot Graphics card up to 20CM |
サウンド | Realtek ALC897 オーディオ Codec | Realtek ALC897 オーディオ Codec |
ネットワーク | Giga PHY Intel I219V | ギガビット LAN (RealtekRTL8111H) |
ROM (ストレージ) | - 3 x SATA3 6.0Gb/s ポートs - 1 x Hyper M.2 Socket (M2_1), supports type 2280 SATA3 6.0Gb/s & PCIe Gen4x4 (64 Gb/s) modes* - 1 x Hyper M.2 Socket (M2_2), supports type 2280 PCIe Gen4x4 (64 Gb/s) mode* *Intel Optane テクノロジーに対応 起動ディスクとして NVMe SSD に対応 Supports Intel Volume Management Device (VMD) | - 2 x SATA3 6.0Gb/s ポートs (RAID 0/1) - 1 x Ultra M.2 (2280) PCIe Gen3 x4 slot |
拡張スロット | - 1 x PCIe 4.0 x 16 - 1 x M.2 Socket (Key E), supports type 2230 Wi-Fi/BT module and Intel® CNVi (Integrated Wi-Fi/BT) | - 1 x PCIe 3.0 x 16 - 1 x Wi-Fi + BT モジュール用 M.2 (key E 2230) スロット |
フロント出力/入力 | - 1 x ヘッドフォン/ヘッドセットジャック - 1 x USB 3.2 Gen1 Type-C - 2 x USB 3.2 Gen1 Type-A - 2 x USB 2.0 Type-A | - 1 x ヘッドフォン/ヘッドセットジャック - 1 x USB 3.2 Gen1 Type-C ポート - 2 x USB 3.2 Gen1 Type-A ポート - 2 x USB 2.0 Type-A ポート |
後部出力/入力 | - 1 x DisplayPort 1.4 - 1 x HDMI - 1 x D-Sub - 2 x USB 2.0 - 2 x USB 3.2 Gen1 Type-A - 1 x RJ-45 LAN ポート - HD オーディオ Jacks: ラインイン / フロントスピーカー / マイクロフォン | - 1 x DisplayPort - 1 x HDMI - 1 x D-Sub - 2 x USB 2.0 - 2 x USB 3.2 Gen1 Type-A - 1 x RJ-45 LAN ポート - 1 x オーディオ Jack (Line out) |
コネクタ | - 1 x シャーシイントルージョンヘッダー - 1 x CPU ファンコネクタ (4-pin) - 1 x シャーシ/ウォーターポンプファンコネクタ (4-pin) - 1 x 24 pin ATX 電源コネクタ - 1 x 8 pin 12V 電源コネクタ - 1 x フロントパネルヘッダー - 1 x USB 2.0 ヘッダー (2基の USB2.0 ポートに対応) (ESD 保護に対応) | - 1 x シャーシイントルージョンヘッダー - 1 x CPU ファンコネクタ (4-pin) - 1 x シャーシ/ウォーターポンプファンコネクタ (4-pin) - 1 x 24 pin ATX 電源コネクタ - 1 x 8 pin 12V 電源コネクタ - 1 x フロントパネルヘッダー - 1 x USB 2.0 ヘッダー (2基の USB2.0 ポートに対応) (ESD 保護に対応) - 1 x COM ポートヘッダー (X300-ITX/COM モデルのオプション) |
容積 (リットル) | 8L | 8L |
電源 | 500W 電源 (80+ Bronze、ピーク 550W) | 500W 電源 (80+ Bronze、ピーク 550W) |
付属品 | - クイックインストールガイド - 2 x SATAフラットケーブル - 1 x ねじパッケージ | - クイックインストールガイド - 2 x SATAフラットケーブル - 1 x ねじパッケージ |
サイズ | - 168 (幅) x 219.3 (D) x 218.3(高さ) mm (突出部を除く) - 168 (幅) x 236.1 (D) x 221.6(高さ) mm (突出部を含む) | - 168 (幅) x 219.3 (D) x 218.3(高さ) mm (突出部を除く) - 168 (幅) x 236.1 (D) x 221.6(高さ) mm (突出部を含む) |
OS | Microsoft Windows 10 64-bit / 11 64-bit | Microsoft Windows 10 64-bit / 11 64-bit |
【ASRock DeskMeet X300】グラボ搭載可能な小型ベアボーンPCの組立手順を画像付で徹底解説!
【組立前】必要な各パーツ類を準備する
本製品以外に組立時に必要な各パーツ類を準備しておきましょう。
各パーツ類・準備物
- CPU本体(AMD製)
- CPUクーラー(社外品使用時)
- RAM(メモリー・デスクトップ用)
- ROM(ストレージ)
- グラフィックスカード(オンボード非対応CPU使用時)
- OS(新規or手持ち品)
- プラスドライバー(別売)
- 静電気防止手袋(任意)
【補足】PC構成パーツについて
私が本製品以外に購入したPCパーツ類・購入時のおおよその価格は次の通りです。
OS代金抜きで10万円以内に収まりました。
PC構成パーツ
各パーツ類 | 製品名 | 購入時価格 (税込・端数調整) | 備考 |
---|---|---|---|
ベアボーンキット | ASRock DeskMeet X300 | 25,000円 | グラボとのセット価格 |
CPU本体 | AMD Ryzen 5 5600 | 25,000円 | - |
CPUクーラー | Noctua NH-L9a-AM4 | 5,300円 | 社外品 |
マザーボード | AMD X300-ITX | 0円 | 本製品組込品 |
RAM(メモリー) | Team DDR4 3200Mhz PC4-25600 16GBx2枚(32GB) Elite Plus | 12,000円 | - |
ROM(ストレージ)/M.2 SSD | Crucial P2 500GB 3D NAND NVMe PCIe M.2 SSD CT500P2SSD8 | 5,900円 | - |
ROM(ストレージ)/SATA SSD | Crucial MX500 CT1000MX500SSD1(1TB) | 0円 | 旧PCから流用 |
グラフィックスカード | ASRock Radeon RX6400 Challenger ITX 4GB | 20,000円 | - |
電源 | 500W 電源 (80+ Bronze、ピーク 550W) | 0円 | 本製品組込品 |
ケース | (専用ケース) | 0円 | 本製品組込品 |
OS | Windows 10 Pro | 0円 | 旧PCから流用 |
合計 | - | 約93,200円 | - |
【本製品開封】付属品の確認
本製品を開封して付属品を確認しておきます。
付属品
- ASRock DeskMeet X300・本体(ケース・電源・マザーボード)
- 電源ケーブル
- SATAフラットケーブル・2本
- 各取付ネジ類
- ゴム足・4点
- クイックインストールガイド
【本体・底面】ネジ1本を取り外す
本体を底面側にしてから背面側に「ネジ・1本」がありますので取り外します。
【ケース接地面】ゴム足4点を取付・貼り付ける
ケースの設置面に付属のゴム足・4点を貼り付けます。
本体の側面側にも取付箇所がありますので、お好みに合わせましょう。
【PC内部・アクセス】カバーをスライドさせて電源を取り出す
PC内部にアクセスするためにケースカバーをスライドさせてから、スポンジ状の梱包材を取り除き中にある電源を取出します。
【電源】500W品・ケーブル一体型
付属の電源は容量が「500W(80PLUS・Bronze)」でケーブル一体型品であり、一般に販売されている製品よりケーブルの長さが短めです。
【マザーボード】CPUの取付準備する
PC内部よりマザーボードが取付済状態ですので、CPU本体の取付準備を行います。
【CPU取付】本体を▲印に合わせて落ち着いてセットする
CPU本体を取出してマザーボード内のCPUソケットの「▲印」を探しておきます。
そしてレバーを開けてから落ち着いてCPUを載せてからレバーを閉めます。
焦らずに落ち着いてCPUをセットしましょう。
【CPU取付】4ステップ
CPU取付
- レバーを開ける
- ▲印を探しておく
- ▲印に合わせてセットする
- レバーを閉める
【CPUクーラー取付】CPUにグリスを乗せてからM/Bのウラ側からネジで固定する
本記事ではCPU本体の付属品ではなく、社外品の「Noctua NH-L9a-AM4」を使用しています。
本ベアボーンキットは「高さ・54mm以内」のCPUクーラーに対応しています。
【取付手順】6ステップ
マザーボードに取付済の金具・固定部品を取り外してからCPUにグリスを適度に塗り、マザーボードのウラ側からネジでCPUクーラーを固定します。
CPUクーラー取付手順
- 固定部品を取り外す
- 付属のグリスを適度に塗る
- マザーボードウラ側よりネジ穴の場所の確認
- 付属の金具をセットする
- 付属の固定用ネジを取付ける
- CPUクーラーの配線を差し込む
マザーボードのウラ側にアクセスしやすい親切設計です。
【デスクトップ用メモリー】専用スロットにセットする
「デスクトップ用メモリー・DDR4」を準備します。
間違えて「ノートPC用」のメモリーを購入しない様にご注意下さい。
【取付手順】3ステップ
メモリースロットのカバー外側に開けてからまっすぐにメモリーを「カチッと音」するまでセットして、その後に内側にカバーを閉めます。
特に冬場の時期は静電気にご注意下さい。
ちなみに画像の場所にメモリーを取付後にPCの電源を入れても、何故か上手く認識しませんでした。
その後に反対側のスロットに変更したら無事に起動しました。
メモリー取付手順
- カバーを外側に開く
- メモリー本体をセットする
- カバーを内側に閉める
【M.2SSD】「Ultra M.2」スロットに取付後にネジ止めする
OS起動用として「M.2 SSD」を取付時は斜め45度くらいで「Ultra M.2」スロットに差し込んで、その状態で寝かす様にしながら専用ネジで固定します。
この作業では「精密ドライバー」があれば便利ですよ。
【取付方法】3ステップ
M.2SSD 取付方法
- 斜め45度の状態で差し込む
- 寝かせる様にセットする
- 専用ネジで固定する
【グラフィックスカード取付】専用スロットにはめ込み固定する
グラフィックスカードの保護カバー(端子の黒っぽいやつ)を取り外しておきます。
グラフィック内蔵タイプのCPU使用時は本手順は不要です。
またグラフィックカード本体は「20cm以内」の製品の取付に対応しています。
【取付方法】5ステップ
グラフィックスカードの取付は専用スロットに差し込んだ後に金具で固定します。
グラボ取付方法
- 取付用スロットの場所を確認する
- 金具を手で取り外す
- 固定カバーを開く
- 専用スロットに差し込む
- カバーを固定する
【SATA-SSD/HDD取付】取付場所決定後にネジで固定・配線する
「SATA接続のSSD/HDD」の取付場所を決定後に背面側からネジで固定・配線します。
【取付方法】3ステップ
SATA-SSD取付
- 取付場所を確保する
- 付属のSATAケーブルを本体とマザーボード側に配線する
- ネジで固定する(正面側)
配線時はL字プラグをSSD/HDD側に、マザーボード側には通常タイプをそれぞれ接続しましょう。
【電源ユニット】マザーボード側などに配線・取付する
付属の電源ユニットをマザーボード側や電力供給が必要なパーツ類に配線・取付します。
【取付方法】4ステップ
電源ユニット取付方法
- 「8pin」をマザーボード側に接続する
- 「24pin」をマザーボード側に接続する
- SSD/HDD用電源を接続する
- 本体背面側よりネジで固定する
【組立完成】電源を入れて問題無く起動・動作するか確認する
手順3のネジを取付てカバーを閉めたら本製品の組立が完了となりますので、電源を入れて実際に問題無く起動するか確認しておきましょう。
お疲れ様でした。
【PC起動確認後】OSを導入する
PCが問題無く起動・動作確認が済みましたらOSを導入しましょう。
【補足】旧PC→新PCへの環境移行時は専用ソフトが便利な件
旧PCから新PCへの環境移行時は次の様な専用ソフト「EaseUS PCTrans(一例)」を利用すると便利ですのでご参照下さい。
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最後に
ASRock製グラフィックカード搭載可能な小型ベアボーンキット「DeskMeet X300(AMD版)」の自作PC組立手順を解説する記事でした。
まとめ
製品情報
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組立手順
- 【組立前】必要な各パーツ類を準備する
- 【本製品開封】付属品の確認
- 【本体・底面】ネジ1本を取り外す
- 【ケース接地面】ゴム足4点を取付・貼り付ける
- 【PC内部・アクセス】カバーをスライドさせて電源を取り出す
- 【マザーボード】CPUの取付準備する
- 【CPU取付】本体を▲印に合わせて落ち着いてセットする
- 【CPUクーラー取付】CPUにグリスを乗せてからM/Bのウラ側からネジで固定する(社外品)
- 【デスクトップ用メモリー】専用スロットにセットする
- 【M.2SSD】「Ultra M.2」スロットに取付後にネジ止めする
- 【グラフィックスカード取付】専用スロットにはめ込み固定する
- 【SATA-SSD/HDD取付】取付場所決定後にネジで固定・配線する
- 【電源ユニット】マザーボード側などに配線・取付する
- 【組立完成】電源を入れて問題無く起動・動作するか確認する
- 【PC起動確認後】OSを導入する
自作PC初心者の方にも組立しやすくグラフィックカードを搭載可能ですので、ミドルクラス辺りの小型ゲーミングPCとしての利用にも最適です。
今回ご紹介した内容より興味を持たれた方は、詳細の確認や本製品の購入・あなた自身によるオリジナルPC組立を検討してみてはいかがでしょうか!
この記事が少しでも参考になれば幸いです。